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研究室・教員紹介

物質応用化学科の教員が取り組んでいる研究の概要です。関連の深い教員が何人か集まって研究室を構成し、お互いに協力しあって研究を進めていますので、記述は研究室ごとに分類されています。

環境、材料、生命をキーワードにした地球環境、新素材、生命物質などについて基礎から最先端の研究が行われています。

また、物質応用化学科の研究を支えている材料創造研究センターも紹介します。

化学工学研究室

化学工学は、化学物質・バイオ・医薬品・食品など、われわれの生活に役立つ化学製品を作り出すための最も効率の良い方法(プロセス)を考えるための学問です。当研究室では、化学プロセスの設計・開発に必要な混合物質系の物理化学的性質や反応工学に関する研究を行っています。

環境微生物学研究室

光エネルギーと二酸化炭素のみから有機物を合成する微細藻類、100℃が一番好きな古細菌、猛毒の硫化水素を食べる細菌、深海6500によって琉球海溝から採取された好冷好圧性細菌などが研究対象です。これらを用いて、遺伝子、アミノ酸、タンパク質、酵素、バイオポリマー,抗生物質などについて研究しています!

高分子工学研究室

設立当初から、実用に役立つ高分子材料の開発や物性試験、新規高分子材料の開発に必要な素材の基本的な物理化学的性質を得るための研究を続けています。時代にマッチする研究を行うため、取り扱う材料も手法も異なりますが、現在はX線小角散乱、IR、NMR、DSC、UV-VIS、AFM、SEM等の装置を用いて、様々なテーマで研究を行っています。

生物資源化学研究室

植物などの生物資源を材料として、抗腫瘍活性・美白効果・抗糖尿病作用・抗炎症作用などの生理活性を持つ新規機能性分子の探索・創製や、酵素反応利用技術を用いた油脂の高度利用法の開発などに関する研究を行っています。

超分子化学研究室

これまでにないほど高い機能をもつ分子、ナノ材料を合成しています。そしてこれら物質の光・電気化学的物性を明らかにし、これを基として人工光合成、新しい太陽電池、DNA認識、癌治療法開発など多岐に渡る先端研究を展開しています。

物質生命化学研究室

さまざまな生命現象や疾患に関与している生体膜の糖タンパク質や糖脂質などの複合糖質の機能解明研究を行っています。そして、これらの複合糖質に関係する抗体や酵素を用いたバイオツールの開発や解析を行い、細胞の分化やがん化、あるいは感染阻止の実現を目指しています。また、幹細胞を用いた基礎研究も行っています。

無機機能分析研究室

当研究室では、材料の付加価値を向上させる機能性フィラー、化粧品・医薬品用粉末、蛍光体、磁性材料などの無機機能結晶の合成法の開発に取り組んでいます。また、得られた機能性材料について、物性評価法や化学分析手法の確立を目指し、研究を行っています。

無機材料化学研究室

限りある資源を用いて快適な生活を送りたい。このような夢をかなえるため、当研究室では自在に形状を制御した金属をベースとする触媒材料、地球環境に重要な役割を果たすカルシウム化合物の材料開発について研究を行っています。

有機合成化学研究室

硫黄などのヘテロ原子を含む有機化合物や薬理活性を示す新規化合物の合成を光や熱エネルギーを用いて行っています。また、光反応やマイクロ波、無機固体担持試薬を用いた炭素-炭素結合形成反応の開発に関する研究を行っています。

分析化学研究室

当研究室では核磁気共鳴(NMR)、イオンクロマトグラフィー(IC)を主とする先端分析機器・手法を開発しています。前者は超多核NMRによる物性研究および装置開発を、後者は極微量分析に向けた環境への負荷の小さい様々な分離・検出法、濃縮をはじめとする前処理法の確立を目指した研究を行っています。また、認知症早期診断法開発、環境化学的調査およびその考察にも積極的に取り組んでいます。

材料創造研究センター

理工学研究所材料創造研究センターは、昭和48年(1973年)に設置されて以来、新しい分析装置の導入、関連施設・設備の整備、利用者に対する分析装置講習会などを通じて、研究教育支援や研究推進に大きく貢献しています。現在、フーリエ変換核磁気共鳴装置(FT-NMR)、元素分析装置、走査プローブ顕微鏡(SPM)などの15装置を保有・運用し、化学物質の一般計測、物性分析、構造解析を担っています。これらの装置の多くはライセンス制を導入し、多くの理工学部教員・学生が利用しています。そのほかにも共同研究などを通じて学部外や産業界にも門戸を開き、社会にも貢献しています。

保有装置などの詳細は、材料創造研究センターホームページをご覧ください。
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