日本大学理工学部
物質応用化学科
生物資源化学研究室

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生物活性試験

 植物から単離した天然物やその合成物は、各種活性試験により生物活性機能の評価や作用メカニズム解析をしています。

・ 抗腫瘍活性試験
 近年、我が国におけるがんによる死亡者数は年々増加しており、死因の第 1 位である。医療や医薬の発展にもかかわらず、未だ治療効果が上がっていない腫瘍は少なくありません。本研究室では、天然物からのアポトーシス誘導型抗腫瘍剤の開発を目指し、様々な手法を用い細胞傷害活性やアポトーシスシグナルのメカニズム解析を行っています。

化合物によりアポトーシスを起こした細胞 化合物によりミトコンドリアの膜電位が低下した細胞
 
Topoisomerase 阻害活性試験 アポトーシスシグナル伝達経路の解析
 
 
フローサイトメトリーによる
アポトーシスの検出


・ メラニン産生抑制試験 (美白効果試験)
 美容上の問題として皮膚の黒色かやしみ、ソバカスがあり、その原因の一つがメラニン色素であることが知られています。より安全で美白効果 (メラニン産生抑制効果) の高い化合物の探索を行っています。



・ 抗アレルギー試験
 日本人のアレルギー患者数は増加の一途をたどり、5 人に 1 人は何らかのアレルギーを持っていると言われています。大気汚染や食品添加物、ストレスなど様々なものが原因となっており、これから更に患者数は増加して行くものと考えられます。本研究室では I 型アレルギーを中心に抗アレルギー物質の探索を行っています。



・ 抗炎症試験

・ 糖尿病予防試験
 近年の生活習慣の乱れなどにより糖尿病患者数は増加しています。糖尿病とはブドウ糖が細胞に行き渡らなくなり、エネルギー不足になることで生じる様々な障害の総称です。糖尿病発病中に血中血糖値が上昇することは、さらに障害を併発を引き起こし病状を悪化、進行させてしまいます。食物から摂取したマルトースをブドウ糖へと加水分解する酵素 (alpha-Glucosidase) を阻害できれば血中血糖値を抑えることにつながります。



・ 抗酸化試験


共同研究
・ 抗炎症試験 ()
・ マウス皮膚二段階発がん ()
・ Epstein-Barr virus 活性化抑制試験 (京都府立医科大学)
・ メラニン産生抑制試験 (一丸ファルコス株式会社)

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