資源天然物化学 Chemistry of Organic Natural Resources
秋久俊博・小池一男・木島孝夫・羽野芳生
堀田 清・増田和夫・宮澤三雄・安川 憲
共立出版(株)定価3,700円(税別)
表紙
1章 序論―資源天然物化学の役割
2章 抽出,分離および精製
  2.1 材料
  2.2 抽出
  2.3 分離・精製
  2.4 カラムクロマトグラフィー
  2.5 薄層クロマトグラフィー
  2.6 高速液体クロマトグラフィー
  2.7 ガスクロマトグラフィー
  2.8 光学異性体の分離
3章 構造決定
  3.1 構造決定例:強心配糖体Asperosideの構造解析
  3.2 絶対立体配置の決定
  3.3 おわりに
4章 立体化学
  4.1 有機化合物における異性体
  4.2 構造異性体
  4.3 立体異性体
  4.4 分子の立体表現の仕方
  4.5 キラリティーと鏡像異性体
  4.6 立体配置
  4.7 複数のキラル中心を持つ分子:ジアステレオマー
  4.8 シス―トランス異性体
  4.9 ビシクロ化合物の異性体
  4.10 立体配座
  4.11 キラリティーと生物活性
5章 生合成
  5.1 一次代謝産物と二次代謝産物
  5.2 一次代謝産物の生合成
  5.3 代表的な二次代謝産物の生合成
  5.4 一次代謝と二次代謝の相互関係
6章 糖質
  6.1 単糖類
  6.2 デオキシ糖とウロン酸
  6.3 アミノ酸
  6.4 糖アルコール(鎖状多価アルコール)
  6.5 シクリトール(環状多価アルコール)
7章 脂質
  7.1 単純脂質
  7.2 複合脂質
  7.3 油脂の脂肪酸組成
  7.4 油脂と脂肪酸の機能
  7.5 アラキドン酸カスケード代謝物
8章 テルペノイド
  8.1 モノテルペン
  8.2 セスキテルペン
  8.3 ジテルペン
  8.4 セスタテルペン
  8.5 トリテルペン
  8.6 トリテルペン系サポニン
  8.7 カロテノイド(テトラテルペン)およびビタミンA
9章 ステロイド
  9.1 ステロイドの構造
  9.2 ステロース
  9.3 胆汁酸
  9.4 動物ステロイドホルモン
  9.5 植物プレグナン
  9.6 ブラシノステロイド
  9.7 強心ステロイド
  9.8 ステロイドサポニン
  9.9 昆虫変態ホルモン
  9.10 ウィタノライド
10章 芳香族化合物
 10.1 フェニルプロパノイド
 10.2 クマリン
  10.3 リグナン
  10.4 リグニン
 10.5 アントラキノン
  10.6 ナフトキノン
 10.7 フラボノイド
  10.8 タンニン
 10.9 その他の芳香族化合物
 10.10 カンナビノイド
11章 アミノ酸とペプチド
  11.1 アミノ酸
 11.2 ペプチド
12章 アルカロイド
  12.1 オルニチン由来のトロパンアルカロイド
  12.2 リジン由来アルカロイド
 12.3 ニコチン酸由来アルカロイド(ピリジンアルカロイド)
  12.4 フェニルアラニンおよびチロシン由来のアルカロイド
  12.5 チロシンとセコロガニンから生合成されるアルカロイド
  12.6 トリプトファン由来のアルカロイド
  12.7 トリプトファンとセコロガニン由来のアルカロイド
  12.8 アントラニル酸が生合成に関与するアルカロイド
  12.9 プリン誘導体
 12.10 シュードアルカロイド(偽アルカロイド)
 12.11 モノテルペンアルカロイド
 12.12 セスキテルペンアルカロイド
 12.13 ジテルペンアルカロイド
 12.14 ステロイドアルカロイド
13章 生物活性物質
  13.1 抗ウィルス剤
  13.2 抗原虫・フィラリア・マラリア剤
  13.3 抗悪性腫瘍剤
  13.4 免疫賦活剤
  13.5 免疫抑制剤
 13.6 抗真菌物質
  13.7 コレステロール合成阻害剤
  13.8 植物エストロゲン
  13.9 生物毒
 13.10 マイコトキシン
 13.11 発がん促進物質
14章 生物間相互作用物質
  14.1 生物間で相互作用をする化学物質
  14.2 昆虫の防御物質
  14.3 植物ホルモン
 14.4 植物の昆虫変態ホルモン
  14.5 植物の殺虫物質
  14.6 植物の摂食阻害物質
  14.7 植物の微生物に対する活性物質(フィトアレキシン)
  14.8 植物病原菌の生産する毒素
15章 食品の機能成分
  15.1 機能性食品―特定保健用食品
  15.2 発がん予防物質・抗変異原性物質
  15.3 高血圧予防・降圧物質
  15.4 抗アレルギー性物質
  15.5 血栓形成抑制・血栓溶解物質
  15.6 糖尿病・経口血糖降下剤
 15.7 肥満抑制・体脂肪蓄積抑制
16章 エッセンシャルオイル
  16.1 においの化学
  16.2 においの分類と表現
  16.3 においと化学構造
  16.4 天然香料とエッセンシャルオイル
  16.5 香料の用途
  16.6 アロマテラピーとアロマコロジー
コラム
  ・緩和時間と病気の診断
  ・常磁性異方性効果と反磁性異方性効果
  ・生合成経路はどう調べる?
  ・糖の王冠
  ・電子伝達系とATP合成
  ・二次代謝産物の生合成過程とくすり
  ・CLA(共役リノール酸)のダイエット機能
  ・おじさんのにおいはノネナ―ル
  ・シソ科はモノテルペン宝庫
  ・苦味と甘味は紙一重
  ・植物ステロールは血清コレステロール低下効果を持つ
  ・なぜ蝶はアルカロイドを食べるか?
  ・第三の免疫抑制剤
  ・アオコ毒素
  ・ファイヤーアント(Solenopsis spp.)の毒
  ・植物の防衛情報伝達
  ・マルチカロテンはがんを予防できるか?
  ・アーユルヴェーダとジャムウ
  ・108歳まで生きよう!
  ・コーヒー焙煎香気ピラジンの魅力
  ・サケ,マスの回遊はにおいの記憶