応化就職指導委員会
委員 平野 勝巳
○進路状況の変遷
卒業生の進路については,近年製造業の割合が大きく低下して多岐に亘り,特にサ
ービス業と進学の割合が上昇する傾向が認められる。修了生についても製造業の割合は大きく変わらないものの,サービス業と進学の割合が増加傾向にある。その原因について学生の学力低下が指摘されているが,深層には社会の高学歴要求と学生の志向多様化との乖離がある。その志向は授業やインターネットなどの伝聞情報をもとに形成される場合が多いため,教員,OB,OGの方々は情報発信者として学生の啓蒙に努めていただきたい。
【製 造 業】 アキレス,信越ポリマー,住友スリーエム,日産化学工業,横浜ゴム,品川白煉瓦,住友大阪セメント,コスモ石油,帝国石油,ニチアス,田中貴金属,エルナー,スタンレー電気,市川毛織,山崎製パン
【情報通信業】ソフトバンクBB,富士通ビーエムシー,ヤマトシステム開発
【卸・小売業】マックスファクター,スリーボンド,大塚商会,昭和興産,巴商会
【 教 育 】 日本大学理工学部(助手),高等学校職員
【公 務 員】 警視庁,神奈川県警,藤沢市役所
○平成21年度の就職状況
厚労省と文科省が全国の大学,短大,高専,専修学校を対象に本年度の内定率を調査した結果,12月1日現在で62.5%と前年度の69.9%から急落したことが判明した(下落率は1996年の調査開始以来最大)。当学科においても10月時点の内定率は学部生が53%,大学院生が77%であり,「就職決定率は希望者のほぼ100%に達している」との定型句が書けない未曾有の事態に陥った。その中で学生達は目標とする業種,職種を見失うことなく何度もチャレンジしており(学生編集委員ページ参照),就職指導委員会は臨時就職ガイダンスやオフィスアワーの個別相談などを行って全力で支援してきた。なお,工化会共催の第4回就職セミナーは,39社参加のもとで平成22年2月26日(金)に開催された。次年度の就職状況はさらに不透明であり,今こそOB,OGの方々の積極的かつ具体的な支援をお願いしたい。
平成21年度 就職状況