| 私達の大学院物質応用化学専攻(平成15年度より工業化学専攻から名称変更)は創立以来55年の歴史を積み重ね,高度化学技術を習得した修了生は幅広い専門化学分野で活躍しております.この長年の古きよき伝統と実績を継承しつつも,最近の高度化学技術の急速な発展に柔軟に対応し,時代を担うことのできる研究・技術者の育成に専攻教員スタッフ一同力を注いでおります. 学部と大学院との一貫教育として学部4年での大学院講義の修得,勉学に専心できるように奨学金制度などのサポート,文部科学省のハイテクリサーチセンタープロジェクトなどによる大型新鋭研究機器設備の推進,企業との産学連携・交流などによる研究テーマを生かした専門分野への就職などの充実を図っております. さらに,私達の専攻では企業や研究所などに在籍したままで修士や博士課程に入学できる社会人大学院制度もありますので,働きながら院生生活を送ることも可能であり,今までに多くの人がこの制度で大学院を修了した実績をもっております. 一方,大学院に入学しますと,大学院で先端的な化学の研究をしているのは何も教授や助教授などの教員ばかりではありません.実は大学院生(修士や博士課程)が研究の推進力になっているのです.特に進歩発展の著しい化学技術の分野は斬新なアイデアとエネルギッシュな活動が要求されています.そのため,多くの理工系大学院はその充実に力を入れているのです.私達の大学院もこれからの社会のニーズや化学の進展に備えて積極的な対応を図っております. 院生になったら,修士課程の学生は自分の専門分野以外に幅広い化学の知識を身につけて社会にでるか,あるいは博士課程に進学します.そのために環境,物質・材料化学,生命科学,プロセス工学などの多彩なメニューの課目の中から自分の求める講義を受講して実力をつける必要があります.講義以外の時間は自分の研究に邁進し,その成果は学会や学術論文に発表し,世界へと発信しています. 社会のニーズは大学院修了者を求めています.皆さん,化学の原理・原則の学習だけではなく生物などを含めた物質の個性を深く知るために,専攻教員スタッフによる少人数制の「生きた教育」を受け,自ら創造性を磨きましょう.そして,環境に配慮しつつ汗を流して物質を変身させる物作りに取り組む,志に燃えた若き技術者として社会に船出しようではありませんか. |